1人が本棚に入れています
本棚に追加
結構歩いたけど、ようやく目的地に着いた。
「着いた--! ここだよ♪」
そこは、町の景色が一気に見渡せる俺のお気に入りの場所。
「……。」
あれ?無言……。
もしかしてここでもダメ?
「どう?」
あ…
夢可がこっちを向いた。
「…すごいね!綺麗だね!こんなところ、初めて来たよ!うわぁ…高いなぁ。」
満面の笑みで俺に話しかけてる!
目がキラキラだぁ…
やばい…かわいい…。
夢可が初めて笑ってくれた!
「だ…だろ?! すごいだろ?! ここに来ると、なんか…この町が俺のものになった気分になれるんだ(笑) 俺がこの町を守ってるんだ!」
「へぇ~そうなんだ♪ すごいんだね春輝くんって。」
「春輝でいいよ! 俺も、夢可って呼んでもいい?」
「うん!」
よかった。
だいぶ仲良くなれたかな。
何より、夢可が笑ってくれたことが一番嬉しかった。
最初のコメントを投稿しよう!