お年玉の使い道

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隆弘の携帯電話が鳴っている。 相手は隆弘の友達だった。 「ああもしもし隆弘?年玉いくらだった?」 「うーん、千円、でもこの野口は使えないな…よって0円!」 「はあ、なんだそりゃ!意味分かんねーよ‥」 「まあ、つまりそういうことだよ‥」 それから俺は野口を財布に入れて過ごした。 野口は、時々笑った。     お年玉の使い道 完
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