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とりあえずP209から
密林の奥部―――
二人の前に―――
黒き悪魔は―――
再び現れた―――
サイガ『・・・サリア』
ゼファー『なにしたんだ?』
サリア『先程、竜人族亜種らしき者を見掛けたので抹殺しただけだ』
ゼファー『・・・味方か?』
サリア『俺はただ、奴らの頂点に借りがあるだけだ・・・』
ゼファー『アシュタルへの私怨かよ』
サリア『そして、貴様にもだ!』
サイガを指差し、太刀を抜き詰め寄るサリア!
ゴゥッ!!
サイガ『くっ!!!』
ガギィン!
キキキキキキキ・・・
サリア『邪魔をするな!』
ゼファー『ハッ』
ゼファー『邪魔すんなだぁ?俺の弟子に手出してんじゃねえよカス!ぶっ殺すぞ!!』
サリア『貴様から殺すか』
ゼファー『来いよ雑魚!格の違いをみしてやんよ』
ゼファー『サイガ!手出すなよ!』
サイガ『はい!』
(すげぇ事になったな・・・)
ゼファーは鍔ぜりあいを解くと、直ぐ様横薙一閃
しかし鼻先をかすめただけで終わった
次にサリアがゼファーに太刀を突く
しかしゼファーは反応し、下に避ける
そのままゼファーの斬りあげ
太刀で力強く弾くサリア
ガチィン!!
ゼファーの刀が腕ごと弾かれる
隙が生じた・・・
サリアはゼファーの眼を狙い斬る
シュパッ!
ブシュッ!
頬を裂かれるゼファーー―――
ザッ
ゼファー(こいつ・・・強くなってやがるな━━おもしれぇ!久々に本気でやれるぜ)
第八十三章 完
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