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彼女は普通に生活をして、普通に思い出をつくり、普通に学校を楽しむ、極々普通の女の子だった。
しかし、彼女は家族に心を見せず、学校では人とそこまで話そうとは思わず、居場所が見えなくなっていた。
彼女は母子家庭で生活は苦しく、金銭面は特に気をつかっていた。
短期バイトをはじめては、そのお金を仕送り、服はあるもんで賄うのが普通だった。
しかし、ある時自分の居場所を見つけた。
彼は自分の心に余裕をつくってくれた。
元々警察ざたを起こした彼女にとって、警戒してたものの、彼とのコミュニケーションは一種の生きてる証となっていた。
彼との幾度かの出会いで惹かれたものの、最終的には“裏切り”という形をとられた。
彼女にとってそれは首を絞められているのと同じだった。
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