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(´・ω・`)「お前を呼び戻す方法を、ずっと考えていたからさ。 ただの一兵卒であるお前を、指揮を取らせるために帰還させるわけにはいかない……。 何か昇格させる理由が欲しい、と思っていたんだ。 その矢先に、ファットマンを討ち取ってくれた。 皇帝に必死で頼み込んで、何とか昇格させてもらったよ。 異例の早期昇格だから、苦労はしたがな」
(;^ω^)「あ、ありがとうございますお……」
戸惑いは、隠しきれなかった。
入軍して僅か二ヶ月。
一緒に入った他の新兵は、まだ戦すら経験していない。
なのに、もう上の立場。
指示を下す階級になってしまった。
(´・ω・`)「プギャーも同時に大尉に昇格した。 お前の戦功を教えてくれたのもプギャーさ。 そこでなんだが、お前たちには早速シャナ城に行ってもらう」
(;^ω^)「も、もうですかお?」
(´・ω・`)「明日の朝、出立してもらう。 今日は色々やることがあるからな。 少尉になったから、他の兵と相部屋じゃなくて個室が与えられる。 引越し作業だ。 他にも、昇格に伴う手続きがある。 忙しいぞ。 とにかく、荷物を個室に運べ」
一礼して、すぐに部屋に戻った。
ドクオが眼をこすっている。
今起きたばかりのようだ。
('A`)「おう、ブーン……どっか行ってたのか?」
( ^ω^)「ショボン大将のところだお。 少尉になったから、荷物を運ばなきゃなんだお」
('A`)「そうだったな……しかし、驚いたぜ。 お前が敵将を討ち取って、もう少尉になるなんてな……。 普通は部隊長とかを経験してからだが、全部抜かしていきなり将校……うらやましいぜ」
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