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('A`)「行くよな、ブーン?」
( ^ω^)「当たり前だお! 18歳になってからずっと待ってたんだお!」
('A`)「俺もだ。入軍テストがどんなのかは分からねぇが……。 ずっと訓練してきた俺たちなら、きっと大丈夫さ」
( ^ω^)「絶対入軍するお……そして、ヴィップ国の天下統一に貢献するお!」
('A`)「あぁ……そして……」
ドクオは懐から一つの封筒を取りだし、併設された投書箱に入れた。
侘びしげな表情を浮かべながら。
( ^ω^)「妹さんへの手紙かお……?」
('A`)「あぁ……だが、こんな世の中だ……配達屋が襲撃される事件も起きてる……。 オオカミ国まで届く可能性は高くないな……」
( ^ω^)「……戦争は色んなものを引き裂くお……肉体と魂だけじゃなく、大切な人との絆さえ……」
('A`)「……お前も、親父さんの仇、討たなきゃいけないもんな……」
( ^ω^)「だお……だからヴィップ国のために戦うお! とーちゃんもきっとそれを望んでるお!」
('A`)「……俺も、また妹と一緒に暮らすためにも……ヴィップ国を天下に導くぜ」
互いの拳を突き合わせ、軽く笑った。
陽の姿が東の彼方に確認できた。
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