【第4話 : Effort】

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ショボンが言葉を切った。 足の動きも、止まっている。 数歩先にある、曲がり角。 夜闇で漆黒に染まった廊下が、月光で輝いている。 具足の、反射によって。 ( ゚∀゚)「どうした、ショボン」 ジョルジュが、酒の匂いを漂わせ、少し赤みを帯びた顔で、現れた。 ただ、まったく酔っていない。 足取りなどから、それははっきり分かった。 (´・ω・`)「……ジョルジュ大将こそ、どうされました? 調練の時間では?」 ( ゚∀゚)「あぁ、これから行くよ……その前に、聞きてーことがあんだけどな」 ジョルジュの視線が、間違いなくこちらに向いた。 ショボンの体の影に隠れた、ブーンに。 ( ゚∀゚)「そいつは、新兵だろ? 引き連れて、一体どこへ行く気だ?」 ショボンは何も答えない。 その空白の間、返答を考えているのか、無言を貫こうとしているのか、分からなかった。 上の階を、大勢が歩く音が聞こえる。 新兵たちが移動しているようだった。 ( ゚∀゚)「……まぁ、答える義理はないだろうな……東塔に入った新兵をどうしようが、お前の勝手だ」 (´・ω・`)「……では、失礼します」 ( ゚∀゚)「待てよ。まだ話があんだよ」
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