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( ゚∀゚)「構わねーだろ? 新兵一人、こっちに渡すくらい」
(´・ω・`)「……ブーンは東塔を希望しました。本人の意思を尊重すべきです」
( ゚∀゚)「ところが、さっき新兵たちの紙を調べてたら――――見当たらねーんだ。 ブーンの紙だけが、どうしてもな」
(´・ω・`)「私が持っています。食堂にブーンがいなかったら部屋まで直接行くつもりでしたので、番号を忘れないために」
( ゚∀゚)「本当に、ブーンの書いた紙か? お前が捏造した可能性は?」
(´・ω・`)「本人に聞けば早いでしょう」
二人の視線が、集まった。
焦りと緊張で上手く口が開かない。
しどろもどろになりながら搾り出した声は、震えていた。
(;^ω^)「ひ、東塔を希望しましたお!」
( ゚∀゚)「脅迫されてるんじゃねーのか? そう言え、って」
(;^ω^)「違いますお! ブーンはホントに」
(´・ω・`)「大体、そうまでしてブーンを東塔に引き入れる理由がありません。 そして……ジョルジュ大将がそこまで固執する理由が、分かりません」
( ゚∀゚)「とぼけるなよ。ブーンがアルファベットを発熱させた理由……想像ついてるんだろ? つえーやつが弱いアルファベットに触れると、α成分を一気に消費する……。 つまり、ブーンは類稀なる才能の持ち主の可能性がある。そうだろ?」
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