【第4話 : Effort】

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耳を疑った。 自分に、類稀なる才能?考えもしなかった。 アルファベットの発熱は、たまたまだと聞いていた。 運が悪かっただけの話。 それが、まさか自分の才能の話にまで発展しているとは、思いもよらなかった。 (´・ω・`)「……だから、西塔に迎え入れたい、と……そういうわけですか?」 ( ゚∀゚)「こっちはラウンジ戦が近いんだ。少しでも戦力が要る。 アラマキ皇帝も、次のラウンジ戦での勝利に期待している……勝たなきゃいけねーんだ」 (´・ω・`)「新兵一人で勝敗が動くものでもないでしょう。 それならば、こちらから将をお貸しします。 とにかく、ブーン本人が東塔を望んでいる以上、西塔にお渡しするつもりはありません」 ジョルジュが、僅かながら初めて表情を変えた。 峻厳な軍人の顔。 思わず、竦みあがるような。 ショボンの表情が見えない。 動じているのか、いないのか、それすら分からない。 そのまま時が流れ、そしてしばらくの後、動き出した。 ( ゚∀゚)「……そうか、分かった」 ジョルジュが歩き出す。 ショボンに、歩み寄る。 背中にはアルファベット。 お互いに。 一歩、二歩と、二人の距離が、縮まる。 放たれる、殺気。
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