1212人が本棚に入れています
本棚に追加
/1492ページ
( ゚∀゚)「……さっきの言葉、忘れるなよ」
そのまま、すれ違った。
ジョルジュの表情は、素に戻っているように見えた。
ジョルジュが立ち去る音が、徐々に遠くなり、やがて消えた。
(´・ω・`)「さぁ、行くぞ」
そしてショボンも歩き出す。
呆けている間に、ショボンは遠ざかっていた。
急いで後を追い、疑問をぶつけた。
(;^ω^)「ジョルジュ大将、やけにあっさり引き下がっちゃいましたお……。 一体、なんだったんですかお?」
(´・ω・`)「さっきの言葉、忘れるな、と言っただろう? つまり、東塔の将を貸す、という一言を俺から引き出すのが目的だったんだ。 言い方は悪いかも知れんが、ブーン、お前はダシに使われただけさ。 新兵一人をあそこまでして欲しがるわけがない」
(;^ω^)「……あ……なるほどですお……」
少し、恥ずかしくなり、落胆した。
類稀なる才能の可能性、などと言われて、舞い上がっていた。
しかし垂直に落とされた。
そんな気分だった。
(´・ω・`)「……落ち込むなよ。さっきジョルジュ大将が言ってたのは、本当のことさ。 お前はもしかしたら、天賦の才があるかも知れない」
(;^ω^)「おっ!?」
最初のコメントを投稿しよう!