【第4話 : Effort】

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そして、森の出入り口にたどり着いた。 穏やかそうな顔に不釣合いなほどの体格をした兵士が、直立している。 手に持つアルファベットは"I"。 この大柄な兵士以上の長さがある、直槍だった。 (´・ω・`)「夜遅くにすまない。通してくれ」 (兵 ̄~ ̄)「はい」 兵士が入り口から一歩横に移動して、道を空けた。 軽く頭を下げて、隣を通る。 鬱蒼とした森の中へ、入り込んだ。 ――帰らずの森―― (´・ω・`)「帰らずの森に何の用だ……と思ってるだろう?」 真っ暗闇の森の奥へ続く道は、凹凸こそあるものの、人が通れるようになっていた。 つまり、奥に何かがある、ということだ。 (´・ω・`)「ブーン、お前は穎脱した才能の持ち主かも知れん……。 他の新兵たちと同じことをやってちゃ、時間の無駄だ。 特別メニューでいくぞ」 そして、姿を現す物体。 自分の体の何倍、いや、何十倍はある大きさ。 ショボンよりもはるかに大きい。 形はほぼ真四角で、熱気を帯びている。 木々の隙間から差し込む月明かりにも負けぬほどの、炯々とした光。 赤銅色に輝く全体が、そこに居座っていた。
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