始まり

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そのとき、 「馬ァ鹿モォン!!」 突然耳を裂くような大音量の声と共に通信回線が開いた。 「射撃戦強化のための模擬戦でエネルギーブレードを使う奴がいるか!!何回言ったら分かるんだ!!」 「も、申し訳ありません少佐殿!!つい…………」 「ついじゃないわ馬鹿者!!今日という今日はそのことを叩きこんでやる!!後で俺の部屋へ来い!!」 こちらが言葉を返す暇も与えずに通信は切られた。 「また、やっちまった…………。」 ヘルメットのバイザーを上げて俺は溜め息をついた。 そうして機体を格納するために格納庫へ向かった…………。
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