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「………疲れた~」
機体を格納庫に戻して俺は格納庫の中を歩いていた。
「少尉殿、聞きましたよ~!!また、いつものヤツをやらかしたんですってね~?」
顔を左に向けると作業着を着た整備員の近藤 竜太(コンドウリュウタ)伍長がこちらへ歩いて来ていた。
「何で知ってる?」
近藤は俺が所属している部隊の整備員で歳は21歳だ。
そして、俺と同じスペースコロニーの出身の後輩でもある。
「さっき機体から降りた橘少佐が仰ってましたよ~。
『天椎少尉のあの思考は何とかならんのか!!』って。
それに、天椎少尉の格闘戦好きは基地の中では有名ですからね~。」
「好きでやってるわけじゃないんだよ………。」
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