不死者は冷ややかに笑う

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 そして僕は一人で帰路についていた。  あの広場で起きた事は夢のようで夢ではない。  結局あの後アリスはどこかに消えてしまった。  連絡はどうやって取り合うのかと聞くと、「必要ない」と笑った。  彼女によって不死にされた僕は彼女にだけ解るような目印が付いてるのかもしれない。  考えても解らない事は考えても仕方ない。僕は自宅のドアを開けて中へ入る。 「ただいま」  一人暮らしの寮に誰かが居るはずもないけれどなかなか癖はぬけないものだ。 「遅かったな零一」  なるほど、連絡が必要ないのもうなずける。
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