不死者は不死を語る

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「なるほどね。全身宝石になって死ぬのは僕もごめんだな。それに仮にも約束した身で勝手に死ぬのもなんだからな。気をつける」  「よろしい」と言わんばかりの表情でアリスは頷きナイフを置いた。 「そして三つ目についてだが、ほかの不死者の血が入った場合だが……」 「おかしくないか不死者がどうのは知らないがアリス、それを言うならお前も不死者だろう」 「口をつぐめ馬鹿者。不死者には二種類居る。まず私のような『純血』。そして私が『授血』を行なったお前ら『半血』だ。ちなみに前者は私しか居ず、もちろん後者も例外を除き私が『選んだ』人間のみだ。」 「でどうなるんだ。血を混ぜるとさ。」 「……」 「なんだよ急に黙って。全身宝石か?」 「うっうるさい黙れ。」 「なんだよ怒ることないだろ」  自分で言って気がついた。僕の脳内はアリスに絶賛公開中なわけだ、全く困ったものだ。
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