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「そのためにお前にやってもらわなければいけない事がある。二つほど簡単な作業を……依存ないか?」
「依存も何もそれしか手段がないんだからな。依存はないが不服はあるぞ。ていうかありすぎるくらいだ」
本当ならごめんだけど、従うしかないなら従う。
自分の良いところでもあり悪いことでもある。なんというか諦めが以上に早いのだ。
こうなってしまったならしかたない。そう割り切る癖が僕にはある。
「それしかない……か。まず一つ目だが、この学校内で最近変わったこと――噂の類だな。それを見つけること。」
「そして二つ目は『化け物』の正体を『暴く』ことだ」
アリスは相変わらず見透かしたように(実際に見透かしているわけだが)僕の奥を見つめて言った。
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