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「うるせえ。冬月に、今は転校生ちゃん。それからう……魚住さんだ。とにかく、ハーレムなんぞ許さん。」
「……んー昨日か。達の悪い悪戯でな、チャリの鍵穴にボンド詰めやがった奴がいて……ってお前かあああ」
長谷部が僕の肩をガクガクと前後に揺さぶる。もちろん証拠は残していないので僕を咎める事は不可能だ。あえて言おう。
「ざまあ見ろ」と。
「どったのご両人。授業はじまるぜ？」
やけに楽しそうな声で間に割って入る……入る。
「あれー柳どこだー(棒読み)」
「下だぞー殺すぞー長谷部」
ちびっ子もといヤナギレン。漢字二文字で柳恋である。
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