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「私と零一君は従兄妹なんですよ。だから実を言うと顔見知りで。零一くん照れ屋だから隠すことにしてたんですが、この際バラしてしまいますけど」
「へえなる程」と長谷部、柳の二人組が頷く。しかし柳は悪い笑みを浮かべているが。なんだろうこの寒気は。
そんな事より、脳内会議。
『おいアリスどうするつもりだよ』
『そういう設定でいく』
『設定って言ったってなあ』
『お前がボロを出すのが悪い。違和感は無くしたが、対象外のお前が口に出せば現実との矛盾に無理が生じる。ならどういう関係か設定を決めようじゃないか』
とは言ってもだよ、流石にアリスと僕が従兄妹というのは無理があると思うんだけどな。
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