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ドラゴンとの出逢い
うっし行くか
今まさにやる気を出して生き残りのドラゴン退治に出掛けようとしている
この男こそ先の争いで敗れた名も無き勇者の息子
勇者の意志を継いだ主人公アレックである
あーだりぃささっと倒してささっと帰ろうか
アレックが道を歩いていると川上からドンブラコドンブラコと大きな桃がながれてくるはずも無く
あれ?俺武器なくね‥まあ盾あるから大丈夫か
などと独り言を言いながら歩いてると
なーんかいかにもな怪しいほこらがあるなー
グガァー
え?何ここ入ってないのにいきなりドラゴンの雄叫びとか
まあいいや3匹か‥俺なら余裕かな
入ろうとしたその瞬間天から光が
何これ意味不明すぎる
貴様誰だ
え?何か声がしたような
私だ
見るとドラゴンが1匹居るだけではないか
なーんだ空耳か
おい貴様私の質問に答えないか
えーと‥俺は勇者アレックだぜクソドラゴン野郎よ
ほぅ‥勇者か
夢じゃねぇな、確かに俺はドラゴンと話してる、でもいったい何故
まさかさっきの光か
勇者アレックとやらここは退いてくれないか
はぁ?生き残りが居るから来たんだからミッション遂行させろや
と言いながら別の勇者の遺品だと思われる最強の剣を手にとって戦おうとした
次の瞬間粉々に砕けた剣
あらー困ったなこりゃ
どこからか声が聞こえる
(勇者さんこの生き残りのドラゴン達には手を出さないで下さい)
何だと、つーかお前誰だよ
(私は貴方に希望の光を当てた神です)
ドラゴンの次は神と会話かよ
んで、理由は何
実は‥
口を開いたのはドラゴンだった
はやくしてくれ
勇者アレックが急かす
私達はあの後激しい後悔に襲われました、なんであんな大魔王に従ったのか‥私には妻も息子もいます
ここは一つ見逃してくれないか?
あたりめーだ泣ける話しじゃねぇか
俺は腐っても勇者だ、争いでは何も変わらねぇ事ぐらい理解してるぜ
良かった貴方が話しの解る人で
ただし条件がある
条件とは‥
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