予兆

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ここは士郎が通う学校 「さようなら」 クラス委員の掛け声を聞くやすぐバックを担ぎ、教室を出る士郎 (ようやく学校終わった・・・) 溜め息をつくその姿は浮いてる人そのものだ そして、下校口で唯一の友達慎二に話しかけた 「今日はFateやるから先に帰るわ」 「ああ、じゃあな」 士郎は慎二と別れ走り始める そして、目の前にたまたま、一組の男女が通りかかる (青春か・・・) 士郎はふと思う (Fateの主人公、エミヤシロウは魔術つかえて、モテモテで家事も完璧。それに比べて俺は・・・自堕落にゲームして、家事も下手くそ。学校じゃ友達いない 切継さんにも火事でなくなった両親にも申し訳ない・・・なんで、同じ士郎なのにこんなに違うんだ) そう思いながら士郎は走っていた ふと、地面を見ると花が咲いている 「みたことがない花だな。」 普段は花に興味を持たない士郎が何かに導かれる様に、立ち止まり手に取る 「きれいな花・・・」
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