予兆

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士郎はその花を制服のポケットにしまい、また歩いていった 「ただいま、って誰もいるはずないよな・・・」 その顔は少し寂しそうだ 士郎はFateをやろうとパソコンを起動させる 真っ黒な画面に士郎の顔がうつる 「あ、花。」 士郎はポケットにしまった花を思い出し、取り出した 「調べるか・・・」 グーグルで花の特徴を書き込み検索をする 「何々・・・・・・およそ一億年も前の中東にあったといわれる花で化石として発掘された。」 (一億年!?俺、世紀の大発見じゃん!) 士郎は興奮した。 誇れるものがないと思っていた士郎に初めて誇るものができるかもしれなかったからだ しかし、 (そんなわけないよな・・・花にはたくさんの種類がある。何かの間違いだ) 瞬く間に興奮が冷めた士郎 (Fateやろう・・・) そして、再び自堕落な生活へと戻っていった しかし、その花は士郎のにらんだ通り絶滅した花だったのだ
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