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選んだ ５曲を林ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰに渡すと、林ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰは輝さんと それを見て 何やら話している。
私達 ４人に緊張が走る。
「ではとりあえず、歌って貰うから準備して。」
と輝さんが言い楽譜を
渡して来た。
私達が選んだ曲は ストリート時代の曲ばかりだった。
愛着があった。
世に出したかったからだ。
私は ストリートの時を
想い出しながら 歌う…
スケボー少年、寄りそうカップル…。
あの時の冷たい風や
健太の温かい手…。
やはり ハモる時は健太を見てしまう…
健太も優しい笑顔で ハモってくれる。
気持ち良く歌えた…
あの頃に 戻った感覚だ…
１曲、１曲、気持ちを
込め 歌った…。
皆 同じ気持ちだと想う…
皆 自然と笑顔になっていたから…
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