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「僕は公園へと急いだ、噴水をバックに歌うユカリちゃんを見て、熱くなったよ。ステージで歌っているかの様に錯覚させる程、オーラがあった。僕はその時から、ユカリちゃんに惚れた…」
「オーラ…惚れた…?」
輝さんは クスッと笑う
いちいち格好いい…
「そう、そしたらそこにうちのビルに働く正義がいて、CDを渡す様に頼んだ…これは2人だけの秘密だったが…で、兄貴に売り出したいバンドがあると話を通した…兄貴が気に入ったからと言う、理由にして貰った。僕の名前は表には出したく無かったから…」
輝さんは フッーと煙を
吐き出した。
「そうだったんですか?ありがとうございます」
「もちろん兄貴も歌を聴き気に入り 兄貴もこの話に食いついて来た。どうやってデビューさせるか兄貴は悩んだ、そこで僕がすべての安を提供した…その変わりマネージャーやらせろって言った」
輝さんはまたクスリと
笑った…
「兄貴は僕の気持ちに気付いていて躊躇っていたが ぢゃあデビューの話は無かった事に…と言ったら渋々 承諾したよ」
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