セカンドシングル

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「例えば、並んで歩く歩調や身長差、また明日って言われると嬉しかったり、彼の香りを感じたりとか…。」 私が言うと 瞬君は紙に それを書いて行く…。 「でも、ありがちな言葉だね…何か無いかなぁ」 と私も 悩み出す。 「花びらが、そっと開き出して太陽を浴びて、パッと開くみたいな…」 私は 想いついたのを口にする… 「良い感じになって来た」 健太が 頷く… 「キラキラ」 私がボソリと言うと 健太が 「それ、題名に貰った」 と楽譜に書いた…。 「健太、曲が出来てるんなら聞かせて、そしたら、何か浮かぶかも」 「りょーかい」 健太が ギターを弾く。 間近でギターを弾く健太を見るのは久し振りな感じがした。 曲調は 明るく [キラキラ]が ピッタリだ。 私は 想いつくワードを 瞬君から 紙を奪い 書いていった。 すると アッサリと出来上がった。
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