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「寿命、縮まった…」
私は 独り言の様に言った…
輝さんは ハハハと笑い
「兄貴の事は気にするな」
と私の頭を撫でた…
「鍵、持ってるんだね」
「一応ね…」
「また来るかな…」
「来ないでしょ」
輝さんは コーヒーを飲みながら 携帯を開いた…
「兄貴の携帯から、着信になって無いわ」
私は 口に含んでいたコーヒーを吹き出しそうに
なった…。やっとの想いでコーヒーを飲み込み。
「マジで!?」
輝さんは 苦笑いした…
「もう!何なんいったい!読めんわぁ!」
私は 半キレ状態…
まぁまぁと輝さんは 私をなだめる…
「親しき仲にも 礼儀ありだよ~ウチの母親が よく言ってたよ」
「う~ん、そうだね。兄貴に言っておくから、もう怒らないで…」
輝さんが 私の口を唇で
塞ぎ、ブラックコーヒー を流し込んだ…。
私は 大人しくなる…。
単純だ…。
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