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「サタン?どうしたの」
黒いゴスロリを来た累次が心配そうに私を見る。
「いや、仕事とかを考えていたんだよ。心配するな」
「なら、いいけど…」
累次の頭を優しく撫でると累次は気持ちよさそうに目を細める。
ああ、可愛いな。閉じ込めてしまいたいほどに…。おっと、それはダメだ。せっかくの信頼を壊してしまう。まだ…まだ我慢できる。貪欲な悪魔が我慢出来るかは私には分からないがせめて今だけは自由にしてあげよう。でその後は……
【もう、自ら私を求めるくらいの甘い毒をあげるよ】
優しい笑顔でサタンは累次を撫で続けた。
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