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「スプタン・マンユ様。地上での生活は苦しかったでしょう?」
「スプタン・マンユ様見つかって良かったです。私はとても嬉しいですわ」
ほら、誰も私を見てくれない。私じゃない。スプタン・マンユをみる。私は及川累次なのに…。
「スプタン・マンユ?大丈夫かい?」
「ええ、大丈夫よ。お父様」
白い髪に青い目をした青年が話しかける。どうやら父親みたいだ。
「スプタン・マンユはまだ、天界の暮らしには慣れていないからな。まあ、ゆっくりと休みたまえ」
「ありがとうございます。私は疲れましたので、これで」
少女は自分の部屋に戻った。
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