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俺の名前はカイン。本名じゃないがそう認識してくれ。
俺は東北のある街で育ち、今は東京で大したことのない企業に勤める一介のサラリーマンである。
しかしながら俺が体験してきた事は何やら世間では少しばかり違うらしい…
俺は記憶力に乏しいから、忘れないうちに記録しておこうと思い、他の誰かの迷惑なんて気にせずに此処に記録させてもらおうと思う。
中には個人や場所を特定してしまうとヤバい話もあるので、結構『嘘』を吐くが…そこは勘弁してくれな？
そんじゃ前置きが長くなったが、話させてもらおう…
あれは俺が高校２年の夏休みの話。
その頃の俺はちょっとだけやんちゃな子であったが(詳細は別の機会に語ろうと思う)幼少の頃の体験からオカルトにもハマっていた。
そんな思春期真っ只中の俺には師匠が２人いた。
１人は古武術のＣ師匠。
もう１人が自称、陰陽師の子孫であるＫ師匠。
今回は後者である自称陰陽師の子孫というＫ師匠との話。
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