ラブストーリーも突然に

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部屋に入るとそこには悪魔のような人。 不法侵入するなと言いたいが、ふと気づく。 「お、お前!どこから入った!?」 我が家には煙突などない。窓もちゃんと閉めたし、仮に窓から入るとしても僕の部屋は道に面しているから目立つはずだ。 相手の返答を待つ。 奴はすぐに口を開いた。 「我が誰なのか聞かないのか?」 「生憎だがお前のような人は知らない」 知り合いなのかとも思ったが知らない声であったし、なによりも身長が大きすぎる。2mはあるだろう。そんな知り合いは居ない。 「くくっ、我を人と間違うとはな…」 こんなこと言う人が知り合いだったとしても全力で他人のふりをするだろう。 しかしあいつが次に言った言葉はすごく気になる言葉だった。 「我はお前の願いを叶えに来た。」
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