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藤堂「なぁなぁ蛮骨。
ちょっと聞きたいことがあるんだけどいいか?」
蛮骨「あ?何だよ平助。」
藤堂「俺達今は蛮骨達と行動を共にしてるけどよ、
俺達が来る前は仲間が3人いたって言ってたよな。」
蛮骨「ああ…銀骨と霧骨と凶骨な。」
藤堂「そいつらってどんな奴らだったんだ?」
蛮骨「どんな奴らって…。」
藤堂「この前おまえや蛇骨と手合わせした時すっげー強くて俺興奮したんだよな!
煉骨や睡骨は得物が違うから手合わせできなかったけど
でも闘い方を見てたら相当の手練れだってことはわかるし。
だったら他の連中もって気になったんだよ。」
蛮骨「そういうことか。
確かにあいつらは強かった。
何せ俺達七人隊は7人で100人分の働きをするって各地で恐れられていたからな。」
藤堂「7人で100人分!?
すっげーな!!」
蛮骨「へへっ。
個性の強い奴らだけどよ、
皆俺の自慢な仲間だぜ。」
藤堂「やっぱ蛮骨達ってすげーんだな。
で、その凶骨達ってどんな奴なんだ?
そいつらも刀を使うんか?」
蛮骨「や、刀っつーか…」
蛇骨「大兄貴~平助~飯の支度出来たから来いってさ。」
蛮骨「お、ありがとな蛇骨。」
蛇骨「あれ?もしかして取り込み中だった?」
藤堂「別に取り込みってわけじゃねぇよ。
今蛮骨に凶骨達がどんな奴だったんか聞いてたんだ。」
蛇骨「へぇ~凶骨達ねぇ。」
藤堂「流石蛮骨達の仲間だけであって強いんだよな~。」
蛇骨「んー…でも凶骨は俺達の中で1番弱いぜ。
図体だけはでかいくせしてよ~。」
藤堂「は?図体?凶骨って左之さんくらいあるの?」
蛮骨「ぶっはっ!!!!」
蛇骨「きょ、凶骨が左之助ぐらい?
ねぇよねぇ!ありえねぇから。
そんなの比較にならねぇから。」
藤堂「え?え?じゃあ2mぐらいの大男なわけ?」
蛮骨「そんな生易しいもんじゃねぇよ。
凶骨はな、17尺ぐらいあったんだぜ。」
藤堂「………はい?」
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