1月のお題『03 だって人間だもの』

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  藤堂「なぁなぁ蛮骨。 ちょっと聞きたいことがあるんだけどいいか?」 蛮骨「あ?何だよ平助。」 藤堂「俺達今は蛮骨達と行動を共にしてるけどよ、 俺達が来る前は仲間が3人いたって言ってたよな。」 蛮骨「ああ…銀骨と霧骨と凶骨な。」 藤堂「そいつらってどんな奴らだったんだ?」 蛮骨「どんな奴らって…。」 藤堂「この前おまえや蛇骨と手合わせした時すっげー強くて俺興奮したんだよな! 煉骨や睡骨は得物が違うから手合わせできなかったけど でも闘い方を見てたら相当の手練れだってことはわかるし。 だったら他の連中もって気になったんだよ。」 蛮骨「そういうことか。 確かにあいつらは強かった。 何せ俺達七人隊は7人で100人分の働きをするって各地で恐れられていたからな。」 藤堂「7人で100人分!? すっげーな!!」 蛮骨「へへっ。 個性の強い奴らだけどよ、 皆俺の自慢な仲間だぜ。」 藤堂「やっぱ蛮骨達ってすげーんだな。 で、その凶骨達ってどんな奴なんだ? そいつらも刀を使うんか?」 蛮骨「や、刀っつーか…」 蛇骨「大兄貴~平助~飯の支度出来たから来いってさ。」 蛮骨「お、ありがとな蛇骨。」 蛇骨「あれ?もしかして取り込み中だった?」 藤堂「別に取り込みってわけじゃねぇよ。 今蛮骨に凶骨達がどんな奴だったんか聞いてたんだ。」 蛇骨「へぇ~凶骨達ねぇ。」 藤堂「流石蛮骨達の仲間だけであって強いんだよな~。」 蛇骨「んー…でも凶骨は俺達の中で1番弱いぜ。 図体だけはでかいくせしてよ~。」 藤堂「は?図体?凶骨って左之さんくらいあるの?」 蛮骨「ぶっはっ!!!!」 蛇骨「きょ、凶骨が左之助ぐらい? ねぇよねぇ!ありえねぇから。 そんなの比較にならねぇから。」 藤堂「え?え?じゃあ2mぐらいの大男なわけ?」 蛮骨「そんな生易しいもんじゃねぇよ。 凶骨はな、17尺ぐらいあったんだぜ。」 藤堂「………はい?」  
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