271人が本棚に入れています
本棚に追加
/130ページ
はぁ…。
本当にどうしよう…。
あの日から１週間たった今日も隣にあいつの姿はない。
ったくよ、どうしたら仲直り出来るんだよ。
この一週間、真樹にからかわれるし、華蓮は学校に来ない。
心配になって携帯に連絡しても繋がらない。
一体どうしたら良いんだよ…。
無性に腹がたったから目の前にあった石をおもいっきり蹴る。
目の前の知らない人に当ててしまった。
あっ…、やべっ。
とりあえず謝ろうとした瞬間…………殴られました。
鼻血出てないかな。
『い、いってぇんだよ。くそガキ！』
かなり若くて綺麗なお姉さんの言葉とは思えないような言葉だ。
『す、すいませんでしたー』
恐いからとりあえず逃げた。
だって当たり前だろ。
恐いのに逃げないやつの方がバかだ。
『待てよ。逃がさねーよ！』
ぎゃ～！なんか後ろから化け物が追ってきたよ。
『捕まえたぞ。まったく逃げ足の速いガキだね』
この人、絶対人間じゃない。
だって女に捕まるなんて有り得ないじゃん。
最初のコメントを投稿しよう！