幼なじみのツンデレはヤンキー！？

誕生日。そして…

『ん？お前どっかで見たことあるような……』

…マジで？

俺こんな恐い友達１人もいないんですけど。

………１人いた。

今どうしてるのか分からないヤンキーがいたわ。

『多分、人違いじゃないですか。アハハ…』

出来るだけ笑顔でいて早く逃してもらおう。

『…そうだよな。お前みたいなチキンでアホみたいなやつに知り合いは………あっ、見つけたぁぁぁぁぁぁ！』

どっから声出したらそんなでかい声が出るんだよ。

鼓膜破れちまいそうだよ。

『お前に用があって来たんだ！どこにいる！！』

いきなりどこにいるって聞かれても意味が分からない。

『早くどこにいるか言え！！』

胸ぐら掴んで脅さないでくださいよ。

これじゃあ俺はただのチキンボーイじゃないか。

あっ…、俺チキンボーイだったわ。

『早く言わねぇとただじゃおかねぇぞ！華蓮さんは今どこにいるんだよ！！』

うん？華蓮？

なんでこいつは華蓮を知っているんだ。

『お前どうして華蓮を知っているんだ？』

『それはヤンキーって言ったらお前なら分からないか？』

なるほど、納得しました。