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『そ、そうだよな。ありがとう華蓮』
『べ、別に雄二にお礼言われたって嬉しくないしっ』
明らかニヤニヤしてんじゃん。
そのどこを見たら嬉しくないって言うんだか。
その後も2人で雑談をしながら歩いていると学校が見えてきた。
家から学校が近い事もあってあんまり苦労しないで着くんだよねぇ。
俺の数少ない自慢だぜー。
俺がこの学校を選んだ1つの理由でもある。
ヘッヘッヘッヘー。
…………すいません。
ついどうでも良いこと言ってしまった。
なんだか、近付くにつれてどんどん緊張してきたよ。
俺、結構人見知りだからこういうの苦手なんだよなぁ。
手汗半端ねーよ。
華蓮はどうなのかな?
ちょー気になる。
『華蓮緊張してる?』
『べ、別にしてねーよ。雄二はしてるのか?』
絶対緊張してるじゃん。
まぁ華蓮らしいと言えば華蓮らしいけどな。
『俺はかなり緊張してる』
『こんなんで緊張するなんて雄二はまだまだガキだな』
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