4人が本棚に入れています
本棚に追加
『今日10時過ぎにお前ん家行くから(^o^)』
「………」
携帯を開いて受信メール5件中の1件の、圭が僕に送信したメールを開く
ちなみに他はメルマガやら迷惑メールやら
そして圭からのメールは
それはそれは単純な内容だった
ひとまず
受信した時刻を見ると
9:50
現在の時刻を見ると
10:05
「横暴だ…」
確かに家はかなり近い
歩きで10分
自転車で2分かそこらだ
だが、やっぱり…
「卑劣だ…」
無理があるだろうと思った
まず寝起きの悪い僕が
休日に10時に起きてるわけがないだろうことくらい、圭なら知ってるはずで
しかも来ることは
一方的に決めつけられてて
「待った」さえかけさせてくれないメールに
僕は寝起き早々ため息をつくことになるなんて
そして、思った通りだ
「ぐっもーにーん、起きたばっかのどこかやらしい蛍ちゃん♪」
既に圭が僕の部屋の入り口にいて、ついでにその横に圭の少し大きくしたバージョンまでいた
最初のコメントを投稿しよう!