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途端にざわめく教室内。そりゃそうだ。いきなり言われたんだから。
「静かに。入ってきてください」
そうして、ゆっくり開いたドアの先にいたのは、黒髪の天パが可愛らしい、眼鏡をかけた男性だった。
「えー、と、今日から1ヶ月お世話になります。香川祐二です。よろしく」
ペコリと頭を下げる姿はあたしより年上なはずなのに初々しくて、思わずくすりと笑ってしまった。
えっ。今、目合った?
笑っちゃったからかな。印象悪かったか…。少し焦りつつも、友達の晶に話しかけられ、そんなことは忘れてしまった。
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