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「藤原さん…オレ…」
藤原さんの身体に腕を回して抱きつく。
「…オレ…」
肩に顔を埋める。
胸が詰まる。
言葉にならない。
「マナト、オレも同じだ、たぶん」
えっ
藤原さんの顔を見る。
「言葉にならない。」
藤原さんの切ない顔。
「あ…」
指がゆっくりと動く。
もう逃げられない。
「っ…マナト、力抜けって」
そんなこと言われても…
なんとか息を吐く。
でも感じたい。
藤原さんがやさしく頭を撫でてくれる。
心地いい。
聞いたことのあるメロディが流れる。
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