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かといってあまり適当なことを書くと帰って捜査妨害になってしまう。
俺はこの前藤原さんに出した計画書を眺める。
まあ、繁華街のほうに調査に入ることにはなっているので、その辺を書くかでも、それでもアツキさんに調査が入るようなことになっても困るな。
とりあえず、もう少し情報が集まるまで保留にしようかな。
昨日の分に関しては情報なしで報告を上げることに決める。
今日については一応、あのクリニックらしき建物のことを書いておく。なんの関係もないだろうが、まあN高生ってことで。
明日はどうしようかとか、あれこれ考えているとタカヤさんが来た。
「おっすー」
「どうも。」
「どうだ、なんかわかったか。」
「ぜんぜん。」
「タカヤさんはどうですか。」
「俺も全く。ここさいきんドラッグなんて一部のやつからしかきかねえからな。ましてやN高なんて、ぜんぜんだ。」
「ですよね、やっぱN高に入んないと無理ですかね。制服買ってもらおうかな。」
「んー、どうかな。収穫なしで上げてもいいと思うけどな。俺たちが深く関わるような案件じゃないだろ、これ。こいうのはやっぱり警察の仕事だ。とりあえず、蔓延してるわけじゃないってことがわかっただけでもいいじゃねえか。」
そういわれれば、確かにそうだ。
アツキさん達が警戒するような危険性があるなら、俺たちの手には負えない。
「そうですね。継続するかどうかは、藤原さんに判断を仰ぎます。」
「それがいいな。」
「タカヤさん、報告書しますか。俺はもう終わったんで。」
「ああ、悪いな」
俺はパソコンの前の椅子を空ける。
「そういえば、今日ユズルさんがきてました。別件らしいですが。」
「へえ、なんだって?」
「さあ、藤原さんい呼ばれたっていってて内容は聴いてませんけど。」
「資料ないか。」
俺は資料ケースの中を見る。
この前俺が貰った薬の件のものしか入っていない。
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