第一章/『胎動』

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第一章/『胎動』

第一話/『遭遇』 ほんの少し普通じゃない高校生の高槻涼は、転校生の神宮隼人に学校の屋上で突然襲撃される。 その時は上手くかわしたものの、放課後の帰宅途中に幼馴染みの赤木カツミが隼人に誘拐された事を知る。隼人の誘いで廃ビルに招かれた高槻であったが、そこで『エグリゴリ』という組織の一員、クロウに出会う。 クロウの発言により隼人と高槻は『ARMS』を持つ同類であり、高槻をエグリゴリの一員と勘違いしていた隼人は高槻達を逃がし単身でクロウに挑む。 カツミと共に逃げていた高槻であったが、隼人が気になる為カツミを置いて助けに行くが、隼人も高槻もクロウには歯が立たない。さらにカツミが人質に取られ絶対絶命のピンチに。 その時、高槻の右腕が激しく振動し、瞬く間に異形に変貌してクロウを倒す。 世界と少年達の運命が、大きく変わり始めていた………。 第二話/『ARMS』 クロウを倒し、無事日常に帰還を果たした高槻とカツミ。 後日、謝罪する為に現れた隼人から、自分達は謎のナノマシン集合体『ARMS』を備えた特殊な人間である事、それを狙って世界規模の秘密組織『エグリゴリ』が現れた事を話す。 そして最後に、高槻に協力を求めてきた。 平穏な日常を守る為、自分達と同じ様なARMSを探して保護する為に行動を開始する。と、その時、隼人と高槻にARMS同士の間で起こる『共振』が発生する。 感じた方向へと駆け付けた高槻達であったが、そこに居たのは不良に絡まれ涙を流しながらARMSを発動している巴武士であった。 一方その頃、エグリゴリに回収され復讐に燃えるクロウ等の前に、蜘蛛を象った怪人が現れる。 怪人はサイボーグのクロウをあっという間に倒すと、残りの兵士も速やかに惨殺。 怪人がその場をさった時、遺体は跡形も無く消滅していた……。
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