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「ん…彰様大丈夫ですか?」
小さく微笑んではゆうが俺の頭を数回撫でてくれた、
恥ずかしいけど嬉しいな
まぁ…すぐに兄貴の元へ行ったけどさ
少しじゃなくてかなりなんだけど悲しくなってたら
「ゆぅにりぃに…まぁら?」
すっかり忘れてた…俺
忘れられていた梨右と夏樹
まぁいいよな?
だって…梨右は夏樹に抱き付いてるし、夏樹は梨右を抱き締めてるし
まぁこんなちっちゃい子が恋愛とかの好きとかわかってないと思うけどさ
幸せそうだし
ぶっちゃけ羨ましい。
「早く…行かないと…梨右遅刻」
離したくなさそうに抱き締めて続けながらこっちを向いた夏樹
「…おしょくなるのヤ…だ」
潤んだ目で俺に言われても…
困るんですけどね
「梨右…泣くな」
「…ん」
夏樹がポンポンと頭を軽く撫でる風に触ると小さく笑い頷いた
いや…なんなんだこの二人テラカワユス
萌えてなんか断じてないんだからなっ
たぶん
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