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序章 回顧
あれから随分と時が経った。
振り返れば振り返るほど、光くんのやってきた事の凄さがわかる。
……壮絶な戦いだった。
舞台は携帯サークル。
警察をも掌握して、全ての情報を手に入れようとした盗聴会。
そして、それに真っ向から立ち向かったサークルのひとつ、マイウイング。
私――蛇嶋裕子は警察官として盗聴会を追い、マイウイングでは「にょろ」と名乗り仲間と一緒に戦った。
そんなマイウイングの仲間に、私が遠く及ばない相手がいた。
それが、マイウイングの……携帯サークルの救世主、光くん。
私はまだ、彼を追いかけ続けている。
遠い道のり。だけど、歩むべき方向は誤ってはいない。
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