1518人が本棚に入れています
本棚に追加
1章 声明
この時、誰が想像出来ただろう。
小さな事件の末、私が何を見たのか。
振り返ればわかる。
でも――振り返らないとわからない。
あの時、それがわかっていたら、私は何が出来ただろう。
少なくとも、あの惨劇が起こらないようにするための努力は出来たんじゃないのか。
……後悔したって、遅い。
前を向かなくちゃ、いけないんだ。
……私は、前を向いて戦い続ける。
もう二度と、こんな思いをしちゃ、いけないんだ。
――にょろ、回顧録。
最初のコメントを投稿しよう!