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「キスなんかされてませんから!」
ついでに大事なことも言っておいた。
「じゃあ、何をされたんですか?」
宗助さんの親指が私の濡れた唇を拭う。
「お、怒ってる、の……?」
あくまで追求してくる宗助さんに少し弱気になって聞いてしまった。
「まさか」
宗助さんが笑うように言うから安堵で体から力が抜ける。
でも次のひと言を聞いて私は固まってしまった。
「瑞希が激しい夜をご希望なら言わなくてもいいよ」
「……」
や、やっぱり怒ってるんじゃんー!
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