中学1年・夏

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「おぅっ!!頼んだぞ、辰哉!!!絶対勝て!!」 「当たり前だ!!俺に任しとけ!」 ついに辰哉の番が来た。 順位はスタートと変わらず二位 辰哉にバトンがまわった。辰哉は心から走る事を楽しんでいるように見えた。 だんだんと一位の奴の後ろまで来た。 あと少し! 「行け!!辰哉~~~!!」 辰哉はバトンの持った手を空に掲げ、徐々に加速していった。 「パン!!」 ゴールの合図がなった。 「よっしゃ~~~!!」 辰哉はゴール寸前で、敵を抜かし見事一位を勝ち取った。 「やったな!辰哉!!」 「当たり前だ!俺の新の力見たかっ!」 「あぁ!見た!」 「え!?」 「な、何だよ辰哉。」 「聖が俺に突っ込まなかった……」 「あ、ごめん。忘れてた。」 周りからクラスメイトの笑い声が聞こえた。 中学校生活、初めての大行事は見事優勝を飾った。
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