中学1年・春

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辰哉と同じクラスになれるといいな~と、淡い期待を胸に自分の名前を探す。 「あっ!」 「あったか?聖」 「お~。三組だ。辰哉は?」 「俺も三組!よっしゃ!!一緒じゃん!」 「で、麗は何組?」 「麗はね~ンフフ。」 気持ち悪くにやけている事から察するに… 「麗も三組か。」 「おいっ!聖!!そこは俺に言わせろ。」 「いや~。お前のにやけた顔がキモすぎて、早めに切り上げたかったんだわ。」 「ぐぅ~っ、この毒舌変人大魔王が!!」 「辰哉。ちょっと待て。毒舌は認めるケド変人ってお前の事じゃねぇの?」 「あ、そっか。すまん。っじゃねぇ!!俺の何処が変人なんだよ。」 「ナイス、ノリツッコミ!」 「俺の話を聞け!」 「よし。教室行こっ!」 「シカトするな!!」 そんなこんなで教室にたどり着いた。
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