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「うっ。そーだけどよ~…い、イメージだよ!イメージ!」
「クスクスクスッ。二人とも本当に面白いね。クスクスッ」
可愛い……笑うとできる笑窪に下がる眉…そんな彼女を見て不意にそんな事を思ってしまった。
「そんな事ねぇよ。これが俺らにとっては普通なの!なっ?」
「あ、あぁ。」
急に問い掛けられたので、適当な返事を返してしまった。
ごめん!辰哉!!
「ところでさ~もうすぐ入学式でしょ?なんか緊張してきた~…」
麗が胸に手を乗せてドキドキ的な感じのジェスチャーをしておどけて見せた。
「そ、そうか?俺は楽しみだなぁ。聖もそうだろ?」
麗のおどけ方にキュンとしてしまったのであろう、辰哉は顔を赤くしながらいった。
「いや、全然。いつもとそんなに変わんないかな。」
「クールだね~、聖は。」
「確かに。聖くんってクールで大人って感じする。」
「別に、そういう訳じゃ無いんだけど、多分、小さい弟がいるから、精神的に落ち着いるんじゃね?」
「あ~~そうかも!聖のクールさって、昔からだもんな。」
「なぁ、俺の話はもういいだろ?あっ、そういえば麗は何部入るか決めた?」
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