序章 二

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少女は、俺に向けて言った。 「 何か? 」 俺は、一瞬ドキッと胸が高鳴った。 だって、超可愛いから。 その少女の見た目は、髪が水色で、ツインテール。 風で髪がなびく、たびに良い具合に鼻を擽る甘い香りに、何処か幼さが残った顔。 そして、俺を見据える翡翠(ひすい)の色をした目に、百五十センチぐらいの身長。 「え……っと君、何者?」 俺のバカ!それを行きなり聴いて、どうすんだよ!! 「はい、それは貴方を助ける為に未来から、来たスーパー゛アンドロイド゛です!!!!」 胸の無い残念な胸を張って少女は爆弾発言をした。 えっ?何言ってんの? コイツ頭イカれてんの?と言う思いを押さえ。 俺は言う。 「もう一度、問おう君は、何者だ?」 「だから、貴方を助ける為に未来から来たスーパー゛アンドロイド゛です!!」 駄目だ、多分これ以上同じ事言っても同じだ。 じゃあ、質問を変えるか。 「確かに、君はアンドロイドだと俺も思う、現にさっきその証拠を見せて貰ったからね」 「本当ですか!!」 多分、俺が信じないと思っていたんだろう。 「でも、俺を何から助けるの?」 そう、そこが一番肝心だ。 それにしても周りは静かだな。 いや待てよ、まさか…… 「はい、それはですね「ちょっと待って!!!!周りが、やけに静か過ぎないか?」 「確かに言われて見れば……」 その時、また大気が震えた今度は、連続で。
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