序章 二

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そして、何処かで何かが割れる音がした。 「今の音は、一体何なんだ?」 俺はそんな疑問を少女にぶつけた。 「嘘……そんな……来るのが早すぎです……」 俺の言った疑問に、少女は、応え無い。 だが、別の事を言った。 「なぁ、何が来るんだ?」 「まぁ……見てれば分かります」 少女は、ぎこちなく笑う。 先ほどのハイテンションとは裏腹に冷静に言い、俺はこの少女がわからなくなっていた。 【ギヤャャャアァァ!!!!】 突然、数メートル先に 黒い゛何か゛が出現する。 「ぉ…おい!何だあれは?」 「はい…゛アレ゛は、暗黒物質(ダークマター)としか今は、説明出来ません、時間が無いので……」 そうか、この少女は゛アレ゛から俺を守る為に此処に居るんだ。 でも、どう言う事だ? 時間が無いと言うのは。
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