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そして、何処かで何かが割れる音がした。
「今の音は、一体何なんだ?」
俺はそんな疑問を少女にぶつけた。
「嘘……そんな……来るのが早すぎです……」
俺の言った疑問に、少女は、応え無い。
だが、別の事を言った。
「なぁ、何が来るんだ?」
「まぁ……見てれば分かります」
少女は、ぎこちなく笑う。
先ほどのハイテンションとは裏腹に冷静に言い、俺はこの少女がわからなくなっていた。
【ギヤャャャアァァ!!!!】
突然、数メートル先に 黒い゛何か゛が出現する。
「ぉ…おい!何だあれは?」
「はい…゛アレ゛は、暗黒物質(ダークマター)としか今は、説明出来ません、時間が無いので……」
そうか、この少女は゛アレ゛から俺を守る為に此処に居るんだ。
でも、どう言う事だ?
時間が無いと言うのは。
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