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『立派な門ねぇ・・・』
結構長い時間歩くと目の前にはでっかい門が現れた。
クロは屋敷の木の塀が見えるとすぐにそれを飛び越えて中に入ってしまったから今は居ない。
ぽけーっと三人で門を見上げていると内側から扉が開いて隙間からクロが出てきた。
『ようこそお越しくださいました。』
現れたのは白と今日はちゃんと髪の毛をまとめている葵で、二人は仲良く僕たちに頭を下げた。
『あ、姉のおみつと申します。
この度はうちの宋次郎が大変なご迷惑をおかけしまして・・・。』
姉上が白に一瞬見とれてたのは気のせいだ。
門のなかは広い『山荘』といった感じで、よくわからない綺麗な花がたくさん咲いていた。
そのあと部屋でお菓子を食べたり世間話をしたり。
僕は途中からクロと縁側でゴロゴロした。
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