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数「それより、十一番隊副隊長の富松 作兵衛さんが何故、四番隊隊舎に…?」
数馬に聞かれ富松はその質問に答えた。
富「あぁ…三反田 数馬ってやつに会いたいんだが…」
数馬は目をパチクリとした。
数「………どうしてですか…?」
富「う~ん…ちょっと、手合わせしたいんだよな。」
そう富松が言えば数馬は黙り込みうつむいた。
富「……?どうした…?お前…?」
富松は心配し数馬の肩を持った。
数「……その人の刀を見に来たんですね…?」
富「あ、あぁ……そうなんだけど…まだ、こねぇのかなぁ…?」
すると、数馬は立ち上がった。
数「じゃあ、今からすぐ連れて来るよ…」
そう言えば、刀に手を掛けた。
富「……?」
そして数馬は刀を出し、刀を垂直に持ち左手を右腕に添え、刀を回した。
数「《舞え、袖ノ白雪》」
富「…!」
富松は始解された刀を見た。
富「(刃も鍔も柄も…すべてが純白で美しい……!まさか…!)お前が、三反田 数馬か!?」
富松の姿を見て、ため息をつき、あきれる数馬。
数「今、気が付いた?まったく…いくら僕が影薄いからって、同じ副隊長の僕を覚えてないなんて…ハァ…」
富松は数馬の言葉に驚いた。
富「!お前、副隊長だったのか!?(三反田…?!いたッ!副隊長の会のとき隅の方でいたやつだ!あんまりに影薄かったから気にしてなかった!)」
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