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仕事を辞めてからは、毎日 雷さんの店までお弁当を届けるのが日課！！
いい運動にもなるし。
赤ちゃんも順調に育っていて、なんと双子だということが判明した。
雷さんも仕事から帰ってきては、ギターとハーモニカを持ってきて 赤ちゃんに聞かせると弾いてくれる。
安定期に入ると ２人で近場へ新婚旅行にも出かけた。
今日はこうきくんが遊びに来る日！！
ピンポ～ン♪
「いらっしゃい！！」
「ごめんね。風子ちゃん！もうすぐ産まれるのに……。」
「いいんですよ！晴香さん。まだ予定日まで２週間もあるんだし、大丈夫ですよ。」
「じゃあ、こうき！ちゃんと風子ちゃんの言うこときいてね。」
「僕、いい子にする！」
まずは、こうきくんに手伝ってもらいながら持っていくお弁当を作った。
向こうで一緒に食べようと思って、自分とこうきくんの分も作った。
「よし！完成！今から雷さんに持っていって、一緒に食べようね。」
「うん。美味しそう！」
雷さんに今から行くとメールして、こうきくんと手を繋いで道を歩いた。
「小学校は楽しい？」
「うん。あのね、好きな子が出来た。」
「えっ！ホントに？」
「内緒だよ。」
「２人の秘密ね！」
あと少しで雷さんの店に着くという所で、急に……
「いった……うっ…！」
何っ！？お腹痛いっ！！
「ふぅちゃん？」
痛くて、立てない。
その場に座り込んで、動けなくなってしまった。
「こ…うき…くん。雷さ…ん 呼んで…きて。うっ！あっ！！」
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